
スマホ撮影にはない、独特の風合いが出せるオールドレンズへの注目が高まっています。
オールドレンズ(レトロレンズ・クラシックレンズ)とは、フィルムカメラの時代に製造されたレンズのことを言います。古いカメラを持っていないと撮影できないのでは?と思われるかもしれませんが、実は最新の一眼レフカメラでもオールドレンズを使うことは可能です!
マウント規格(カメラとレンズの接続部分の作り)が異なるため、適切なマウントアダプターを使う必要があります。
この記事では、オールドレンズの魅力や種類、アダプタの選び方、そして実際の使用方法について詳しく解説します。
オールドレンズの魅力とは?
オールドレンズの最大の魅力は、現代のレンズにはない独特の描写です。
1. やわらかい描写とボケ味
オールドレンズは、現代のデジタルレンズと比べてコントラストが低く、柔らかい描写が特徴です。また、設計によっては、幻想的なボケやぐるぐるボケが得られるものもあります。
2. 独特のフレアとゴースト
現代のレンズはフレアやゴーストを極力抑える設計がされていますが、オールドレンズは逆にそれらを活かした幻想的な描写を楽しむことができます。
3. コストパフォーマンスの良さ
一部の人気モデルを除けば、オールドレンズは比較的安価で手に入れることができます。特に、マニュアルフォーカスに抵抗がない方にとってはコスパの良い選択肢となります。
当店でも2万円前後で入手できるオールドレンズを多数扱っています。
人気のオールドレンズと特徴
オールドレンズにはさまざまなメーカーのものが存在し、それぞれに個性的な特徴があります。
1. Helios 44-2 58mm f/2(ロシア)
- ぐるぐるボケが特徴的
- シャープな中心と柔らかい周辺描写
2. Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f/2.8(ドイツ)
- シャープな描写と美しい発色
- 使いやすい標準画角
3. Canon FD 50mm f/1.4(日本)
- 柔らかく美しいボケ味
- 明るい開放F値で夜間撮影にも向く
4. MINOLTA MC ROKKOR 58mm f/1.2(日本)
- 立体感のある描写
- 開放時の幻想的な雰囲気
オールドレンズをデジタルカメラで使うには?
オールドレンズを現代の一眼レフカメラで使用するには、レンズのマウントとカメラのマウントを適合させるためのアダプタが必要になります。
1. マウント規格を確認する
オールドレンズにはさまざまなマウント規格があり、それぞれ対応するアダプタが必要です。
代表的なオールドレンズのマウント規格
- M42(ねじ込み式)
- Nikon Fマウント
- Canon FDマウント
- Pentax Kマウント
- Leica Mマウント
2. アダプタの選び方
アダプタを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
(1) フランジバック(焦点距離)の違いを考慮する
一部の組み合わせでは無限遠が出ないことがあるため、アダプタに補正レンズが入っているか確認しましょう。
(2) 電子接点の有無
マニュアル操作に慣れていない場合、電子接点付きアダプタ(絞り制御やフォーカスアシスト機能付き)を選ぶと便利です。
(3) シンプルなリングタイプかヘリコイド付きか
ヘリコイド付きアダプタを使うことで、最短撮影距離を短縮できるため、マクロ撮影にも対応できます。
実際の取り付け方法と撮影のコツ
1. レンズとアダプタを取り付ける
- オールドレンズを適切なアダプタに取り付ける
- アダプタごとカメラに装着する
- 正しく装着されているか確認する
2. マニュアルフォーカスのコツ
オールドレンズは基本的にマニュアルフォーカスですが、以下の方法でピント合わせをスムーズに行えます。
- ピーキング機能(フォーカスが合った部分が色づく機能)を活用する
- 拡大表示機能を使って細かいピント調整をする
3. 露出設定の基本
オールドレンズには電子制御がないため、マニュアル露出または絞り優先モードを使用します。
- ISO感度とシャッタースピードを適宜調整
- ヒストグラムを確認しながら適正露出を判断
まとめ
オールドレンズは、現代のレンズでは得られない独特の描写や味わいを楽しめる魅力的なアイテムです。適切なアダプタを使用することで、最新のデジタルカメラでも活用できるため、カメラの楽しみ方が広がります。
これからオールドレンズを始める方は、自分のカメラに適したアダプタを選び、お気に入りのレンズを探してみましょう。